クラミジア治療は根気が必要

 クラミジアは、自分では増殖に必要な栄養素を作ることはできないので、粘膜細胞の中に寄生して増殖をします。

 抗生物質や抗菌剤が最も効果を発揮するのは病原体の細胞分裂の時期です。ところがこの時期クラミジアは粘膜細胞の中に入り込んでいるので薬が効きません。ペニシリンやセフィムといった抗生物質は、細胞の細胞壁を壊すことで殺菌効果を発揮しますが、人の粘膜細胞に逃げ込んでしまったクラミジアには発揮されません。

 しかしクラミジアも潜りっぱなしということではなく、3~4日に一度、寄生していた粘膜細胞を破って外に出てきて感染を広げます。薬が有効な期間はこの時期だけです。さらにクラミジアのライフサイクルは長いので、それにあわせて長い治療期間が必要になります。