行動すれども知識は不十分

 性情報の氾濫はひどい状況である。7000人以上の高校2年生を対象にしたある調査によれば、小学校時代に約6割が、中学3年生ではほとんどの子供が「セックスとはどういうことをする行為か」についてわかっていたと報告されています。

 子供はセックスを知っている。知れば行為に移すであろうことは安易に想像のつくことであります。実際に都内の高校生3000人あまりを対象にしたある調査によると、高校3年生の4割程度が「性体験がある」と答えています。またセックスを経験している生徒の約7割が初交は15~16歳と答えていて、低年齢化が進む傾向にあるようです。

 しかしセックスに伴なう危険性について、子供たちが十分に認識して行動しているかどうかは疑問の余地が残ります。ある調査によると大半の高校生はエイズ(HIV)は性病であると認識しているにもかかわらず、クラミジアは3割程度の高校生が性病であるとは知らなかったという報告があります。

 遅くとも中学1~2年までには避妊だけでなくSTD(性病)を防ぐ方法を含めた性教育を行なう必要性があるといえるのではないでしょうか。